Windows 8.1のSSD換装

スマートフォンを利用しているとパソコンの起動に時間がかかる事に苛立ちを感じる事は多いと思います。何故ならパソコンはハードディスクから起動しているからです。Windows8.1は以前のWindowsより高速化されているとはいえ、ハードディスクを搭載しているものは起動には時間がかかってしまいます。それを改善するには、ハードディスクをSSDに換装する事です。SSDは以前は高嶺の花といった感がありましたが、現在ではかなり低額になってきていて、128GBでは1万円程です。最新のタブレットであるSurface Pro 3では標準でSSDを装備しているため驚く程高速です。

SSDとは、(Solid State Drive/ソリッド ステート ドライブ)の略で、フラッシュメモリが使われていて、ハードディスクのように機械的な動作はありません。具体的にはUSBメモリーから起動しているようなイメージです。フラッシュメモリなのでカリカリといった音もしません。但し、安いといってもハードディスクと比較すると高額のため、動画や膨大なデジカメ写真を保存するには適していません。基本的にはSSDに収容するのはWindows等のシステム部分として、その他のデータはUSB外付けハードディスクとするのがベストだと思います。

ノートパソコンでハードディスクをSSDに換装する事はそれほど難しくはありません。

デスクトップパソコンのSSD換装の方が多少厄介と言えます。ノートパソコンにSSDを換装するには、SSDの他にハードディスクからSSDにシステムを含むデータを転送するためのSATA-USB変換ケーブルと、システム移行ソフト(フリーソフトでOK)が必要となります。これを使うと、SSDにリカバリーDVDを使ってWindowsの再インストールが不用となります。具体的な使い方は、SSDのSATAをUSBに変換して一時的に「外付けSSD」としてセットアップします。ノートパソコンにSSDを換装する手順を示します。
1.SATA-USB変換ケーブルにSSDを付け、ノートパソコンとUSBで接続する。
2.WindowsでSSDをフォーマットする。
3.システム移行ソフトによりハードディスクの内容をSSDに移行させる。
4.ノートパソコンにSSDを取り付ける。

SATA-USB変換ケーブルにSSDを付け、ノートパソコンとUSBで接続する

それでは早速実践に入ります。
ノートパソコンの電源はOFFのまままで、まずは、SATA-USB変換ケーブルにSSDを付け、ノートパソコンとUSBで接続させてみます。下記の図の商品は電源アダプターとSATA-USB変換ユニットがセットになっているもので、SSD本体にSATAケーブルと電源ケーブルを挿し、USBケーブルをノートパソコンのUSBに接続します。尚、今回SSDは、Crucial MX100 2.5インチ内蔵型SSD 128GB SATAIII CT128MX100SSD1を使っています。
全て正しく接続されている事を確認後、電源を入れます。

SATA-USB変換ケーブル

SSDのフォーマット→


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